ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.126500LN「ついに手元に。待ち侘びた新型デイトナ」【今週の逸本 Vol.231】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回はロレックスから、最新モデルとなる『コスモグラフ デイトナ Ref.126500LN』をご紹介しよう。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

ようやく市場に出回り始めた新型デイトナ

2023年の春に発表され話題となったデイトナの新型モデル『126500LN』。発表からデリバリーの開始までかなり時間がかかったようで、なかなか市場で現物を見ることがなかった1本だ。

最近になってようやくお店にも並ぶようになり、自分の目で新型デイトナを確認できる機会も増えてきた。が、やはりデイトナ人気は侮れず、入荷しもすぐに売れてしまうのが現状だ。

というわけで今回は、ムーンフェイズ銀座店に入荷した未使用品のデイトナをチェック! 前モデルとどこが変わったのかを見ていこう。

コスモグラフ デイトナ Ref.126500LN

まずは文字盤だ。前モデルである「116500LN」と比べると、バーインデックスやインダイヤルのリングが細身になっている。

バーインデックスは前モデルよりシャープになった
インダイヤルのリングも細くなった

文字盤の細部がシャープになったことで、スポーティーさよりもドレッシーさが強くなった印象だ。

縁をリングで囲むことで、ベゼルがより強調された印象だ

大きな変更点ではベゼルに注目したい。
セラミックベゼルの周りをステンのベゼルリングで囲んでいるのだ。これは手巻きデイトナの最終モデル『Ref.6263』のデザインを踏襲したものだろう。ベゼルリングがついたことで、ヴィンテージの雰囲気も併せ持つ1本になっている。
(▶︎▶︎『デイトナ Ref.6263』は「 Vol.149 」・「 Vol.215 」で紹介中)

ケース形状も若干変更され、前モデルよりもエッジが際立っている
文字盤の6時位置には、小さいオイスターマークが配置されている

心臓部であるムーブメントも変更されており、前モデルのCal.4130をアップデートした「Cal.4131」を搭載。機能としては前ムーブメントを継承しているが、部品数を少なくし、より効率化を実現している。

クロノグラフの最高峰であり、時計好きの憧れ的存在でもある『コスモグラフ デイトナ』。新型モデルが市場に出回るのを待っていた方には、本モデルの入荷は朗報だろう。無くなってしまう前に、ぜひ実機をご覧いただきたい。

ROLEX
コスモグラフ デイトナ
品番:126500LN
素材:ステンレススチール
サイズ:縦40㎜×横40㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:4,750,000円(税込)※未使用品
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、保証書(2023年12月)等が付属
※価格は2024年1月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

2023年春に発表されてからデリバリーまで、かなり時間がかかりましたね。これまでこんなに遅いことはなかったのですが、ようやく街中でもチラホラ見るようになりました。

初動は高額だったものの、少しだけ落ち着いてきた?という印象です。とはいえ、新型の評価が出るのはまだまだ先。ある程度年月が経たないとムーブメントの性能などは分かりませんからね。

逆にいえば前モデルの評価は固まってきたようです。新型の流通量はこれから増えていくと思いますが、前モデルは見る機会が徐々に減ってきました。前モデルが欲しいという方は、いまのうちに決断したほうが良いかもしれません。

当店のサイトを見ていただければ、前モデル・新型等各デイトナの写真が載っています(在庫があればですが)。ぜひ見比べてみてください。

腕時計に関する記事はこちらから

[腕時計 - dino.network]

© 株式会社リボルバー