モナコが、ウェストハムのドイツ代表DFティロ・ケーラー(27)の獲得に近づいているようだ。
現在、パリ・サンジェルマン(PSG)、ニースと共にリーグ・アンで優勝争いに身を置く3位のモナコ。日本代表FW南野拓実を筆頭に、リーグ2位の33ゴールを挙げている攻撃が機能している一方、守備は17試合で22失点と、元々の選手層の薄さに加えて負傷者が目立つディフェンスラインの問題もあって改善が求められる部分だ。
そういったなか、クラブはウェストハムで燻るケーラーの獲得に動いているという。
移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、モナコはミランやローマからの関心も取り沙汰されるドイツ代表DFの獲得に迫っているという。
移籍形態に関する言及はないが、同選手とウェストハムの現行契約は2年の延長オプションが付帯する2026年までの契約となっており、買い取りオプション付きのレンタル移籍の可能性が高いようだ。
シュツットガルトとシャルケの下部組織出身で、シャルケでプロキャリアをスタートしたケーラーは、2022年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)からウェストハムへ加入。加入1年目はセンターバックと右サイドバックを主戦場に公式戦38試合に出場したが、今シーズンここまでは公式戦12試合に出場もリーグ戦での先発は一度もない。
現在、モナコは3バックと4バックを併用しており、ディフェンスラインの全ポジションでプレー可能な上、リーグ・アン経験者であるケーラーは選手層の厚みを増すうえで打ってつけの補強となるはずだ。