元日 新基地建設の阻止へ決意新た 沖縄・名護市辺野古の浜で ヘリ基地反対協議会が「初うくし」

 【名護】ヘリ基地反対協議会は1日朝、沖縄県名護市の辺野古の浜で新年を祝う2024年初うくし(初興し)を開いた。市民ら約250人が集まり、辺野古新基地建設の阻止に向けて決意を新たにした。

 午前6時40分ごろ、音楽家の海勢頭豊さんが日の出の方向に向かって御願をし、その後参加者らが歌三線や琉舞を披露した。

 反対協の仲村善幸共同代表は「国の圧力に屈することなく平和な沖縄をつくっていくために、この1年間新基地阻止に向けて全力で頑張ろう」とあいさつした。

 長年、基地建設に反対してきた名護市辺野古に住む島袋文子さん(94)は「今年は辰年だから、昇龍のように沖縄県民が立ち上がって基地を止められると思う」と期待した。
(北部報道部・松田駿太)

初日の出を浴びながら、名護市辺野古の新基地問題に反対の声を上げる参加者=1日午前8時10分、名護市辺野古の浜

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