ブルージェイズがピーダーソンに「真剣な興味」 DH要員の補強へ

カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者が報じたところによると、ブルージェイズはジャイアンツからFAとなっているジョク・ピーダーソンに対して「真剣な興味」を示しているようだ。「左打ちの強打者」を今オフの補強ポイントに掲げているブルージェイズだが、大谷翔平の獲得に失敗し、ここまではケビン・キアマイアーと再契約し、アイザイア・カイナー=ファレファを獲得したのが目立つ程度。ブランドン・ベルトが抜けたDHは空席のままとなっており、DH要員としてピーダーソンの獲得を検討しているとみられる。

現在31歳のピーダーソンはメジャー10年間で2ケタ本塁打を8度、20本塁打以上を5度記録しているパワーヒッター。ドジャース時代の2019年には自己最多の36本塁打をマークし、2015年と2019年にはホームラン・ダービーに出場した経験もある。

ただし、左腕を苦手としているため、右打者とのプラトーンで起用されることが多く、規定打席をクリアしたのは2015年と2019年の2度だけ。ジャイアンツでプレーした直近2シーズンも430打席前後の出場にとどまっている。2022年は打率.274、23本塁打、OPS.874と打撃好調で7年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたが、2023年は打率.235、15本塁打、OPS.764と成績を落とした。

2022年には左翼手ないし右翼手として96試合にスタメン出場していたが、2023年は外野手としてのスタメン出場は23試合だけで、DHでの出場がほとんどだった。ブルージェイズはベルトがFAとなってDHの枠が空いており、ピーダーソンがブルージェイズに加入した場合、「左打ちのDH」としてベルトが担っていた役割をそのまま引き継ぐことになるだろう。

なお、ニコルソン=スミス記者によると、ピーダーソンにはブルージェイズのほか、ダイヤモンドバックス、エンゼルス、ジャイアンツ、カブスなども興味を示す可能性があるという。また、ブルージェイズはDH要員として、ピーダーソンのほかにも、リース・ホスキンス、J・D・マルティネス、ジャスティン・ターナーなどに興味を示しているようだ。

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