PGAツアーとサウジアラビア系ファンドの交渉が越年

PGAツアーのジェイ・モナハン・コミッショナー(2023年5月撮影)

PGAツアーとサウジアラビア政府系のファンド、PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)との統合に向けた交渉が新年に持ち越された。ツアーのジェイ・モナハン・コミッショナーが12月31日午後、所属選手宛に文書を送った。

PGAツアーとDPワールドツアー(欧州男子ツアー)は昨年6月、対立が続いていたLIVゴルフとの和解を発表。LIVを支援するPIFの資金受け入れ、ビジネスおよび権利を統括する新会社設立、ツアーの新たな枠組み策定に関する合意期限を31日としていたが、「活発かつ生産的な交渉を継続している」と期日の延長を明らかにした。

文書にはPIFとの交渉に先んじて、米国のスポーツビジネス団体であるストラテジックスポーツグループ(SSG)からの出資計画、協力関係の構築が最終段階にあることも明記された。

新シーズンは4日(木)にハワイ・プランテーションコースatカパルアでスタートする「ザ・セントリー」で開幕する。

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