アステラス製薬<4503>、バイオ医薬品開発の米国プロペラ・セラピューティクスを子会社化

アステラス製薬の本社(東京・日本橋本町)

アステラス製薬は米国統括会社を通じて、米国のバイオ医薬品企業プロペラ・セラピューティクス(ノースカロライナ州)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。前立腺がんを対象とした治療薬の有力候補を獲得するのが目的。取得価額は約1億7500万ドル(約264億円)。2024年3月までに取得完了を見込む。プロペラは2020年設立のスタートアップ企業で、従業員は5人。

プロペラは創薬化学とリンパ系への伝達を組み合わせた独自のプラットフォームをもとに、前立腺がんの次世代型治療薬「PRL‐02」(アビラテロンデカン酸エステル)の開発に取り組んでおり、現在、臨床試験の初期段階が進行中という。

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