欧米や中国、ロシアなど各国メディアは1日、石川県での震度7の地震発生を速報した。中国国営通信の新華社は日本で「強烈な地震が起きた」と伝え、ロイター通信は「日本の北中部を地震が直撃した」と報じた。
中国の短文投稿サイト、微博（ウェイボ）では「日本地震」が検索上位となった。中国では昨年12月中旬、甘粛省で起きた地震で多数が犠牲になったばかり。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出と関連づける反日的な投稿も見られたが「天災を前にして人の不幸を喜ぶべきではない」となだめる書き込みも。
ロシアのタス通信は、広域に津波警報が出たことを東京発で報じた。
ドイツでも公共放送ARDなど複数のメディアが速報、有力誌シュピーゲルは周辺の原発の状況も詳しく紹介し「現在のところは異常はないとされている」と伝えた。
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は「多くの人々が帰省したり、初詣をしたりしている元日を直撃した」と指摘した。CNNはウェブサイトで随時、最新ニュースを掲載していく速報ページを設置した。
