お正月に「やってはいけない」タブー5選!避けるべき行動で幸運を招こう

お正月は今年1年の始まりを祝う伝統行事

今年も残りわずかで終わってしまいます。年が明ければお正月がやってきて、家族みんなで1年の始まりを祝うご予定を立てている人も多いでしょう。

お正月は1年の始まりを祝う行事として、日本でも古来より受け継がれてきている伝統行事の1つです。一般的にお正月は三が日(1月1日〜3日まで)と松の内(1月7日まで)がありますが、日本では三が日までをお正月と指すことが多く見受けられます。

また、お正月の行動は新年に影響を与えるとも考えられているため、お正月に合った過ごし方をすることが推奨されています。

お正月にしてはいけない「5つのタブー」

では、お正月にしてはいけないといわれているタブーは存在するのでしょうか。ここではお正月にしてはいけないタブーとその理由について解説します。

1.洗濯や掃除する

つい普段の習慣で衣類の洗濯や掃除をしてしまう人はお正月であっても多いでしょう。しかし、昔からお正月、特に三が日には洗濯や掃除をするべきではないといわれています。

これは、福神様がお正月に家を訪ねてやって来るという考えが関係しています。掃除や洗濯をしてしまうと、せっかく福を持ち込んでくれる福神様を追い払ってしまうことになるため、1年の祝福を得ることができなくなってしまうのです。

特に水回りの掃除をすると、水を流す行為が福神様を流し出してしまうと考えられています。1年の初めは、普段の家事を忘れ、ゆっくり過ごしましょう。

2.火を使って煮炊きする

煮炊きすると、どうしても灰汁(あく)が出てしまいますよね。この灰汁が「悪」を連想させるとして、1年の始まりにはふさわしくない、縁起が悪いと考えられています。

また、昔から火を使うところには家人を守るといわれている荒神様がいるといわれています。お正月に火を使うことで、荒神様を正月早々から働かせることになるため、怒らせてしまうといわれているのです。

3.包丁を使って料理する

包丁を使う行為は、昔からお祝いの場にふさわしくないといわれています。なぜならば、包丁で物を切る行為が「縁を切る」ことを連想させるからです。

そのため、日持ちするおせち料理を事前に準備し、お正月は包丁を使ったり煮出ししたりしないで済むように工夫しているのです。

なるべく三が日は包丁を使わずに過ごし、ゆっくり休むようにしましょう。地域によっては、刃物がダメ、とも伝わっているため、爪切りも控えた方がいいでしょう。

4.たくさん買い物する

お正月にはお金を使わない方がいいとされています。これは、1年の初めにお金を散財してしまうと、1年間、お金が溜まりにくくなったり浪費癖がついてしまったりすると考えられているからです。

特に元日は、初詣のお賽銭以外にはお金を使うべきではないといわれています。1年の過ごし方やお金の使い方について見直す日にしてみてはいかがでしょう。

5.四つ足歩行の動物の肉を食べる

豚や牛、馬など、四つ足歩行の動物は昔からお正月に食べるべきではないと言い伝えられています。この理由は諸説ありますが、仏教では動物殺生が禁止されていることや、天武天皇が僧侶たちに肉食を禁止した歴史があることなどが影響しているのでは、と考えられています。

このタブーはさまざまな説があり、明確な理由はあまり知られていません。そのため、現在は肉を食べるご家庭も多く、気にしないという地域も増えています。

ただし、お肉の中でも鶏は二足歩行するという理由から、食べてもいいといわれています。お肉をお正月に食べる際は、鶏肉を選んでみてはいかがでしょう。

お正月におすすめの過ごし方は?

上記のタブーを踏まえて、どのようなお正月を過ごしたいか家族で話し合ってみてください。家事やお金をたくさん使うといった行為がタブーとされているため、やはり家族揃って家でのんびり過ごすのが最も良いお正月の過ごし方でしょう。

また、お賽銭をお供えすることは推奨されている行為なので、家族揃って、あるいは友人や大切な人と一緒に神社に参拝する過ごし方も人気です。

他にも喧嘩をせずにゆったりと穏やかな気持ちで過ごしたり、1年の目標を立ててみたり、お金の使い方について見直したりといった時間の使い方もおすすめです。

お正月は家族揃ってゆっくり自宅で過ごそう

いかがでしたか。お正月は意外にも多くのタブーが存在します。しかし、多くのタブーは「お正月は家族揃ってゆっくり穏やかに過ごしてほしい」という願いが込められていることがわかるでしょう。ぜひ次のお正月は家族揃って、ゆっくり自宅で過ごしてくださいね!

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