能登半島地震の長周期地震動、神奈川東部で「階級2」の揺れ 気象庁観測情報

神奈川は最大震度3で、横浜市中区の神奈川新聞社本社でも大きな横揺れを感じた(写真は動画の一部を切り出しています)

 最大震度7を観測した石川県能登地方の地震で、超高層ビルなどに影響する「長周期地震動」の階級4が同地方で観測された。長周期の階級は震度とは別に定められており、階級4が最大。高層マンションの上層階などが大きく揺れた可能性がある。気象庁の観測情報によると、神奈川県東部は階級2だった。

 長周期地震動は、超高層ビルや石油タンクなどの長大構造物に影響を与えるゆったりとした揺れで、木造住宅などの被害に関係する震度とは別に階級が設定されている。大規模地震の際に発生し、遠方にもあまり弱まらずに伝わる性質がある。

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