【訃報】“蒙古の怪人”キラー・カーンさんが急死

新日本プロレス全日本プロレスWWFで活躍した“蒙古の怪人”と呼ばれたキラー・カーン(本名・小沢正志)さんが、令和5年12月29日午後10時4分に息を引き取り、永眠した。(享年76歳)

カーンさんは自身が経営する東京・西新宿の「カンちゃんの人情酒場」で29日の夜、勤務中に意識を失い緊急搬送されたが、そのまま息を引き取った。(死因は動脈破裂)

カーンさんは大相撲出身レスラーとして、春日野部屋から1971年にプロレスに転向。

日本プロレスでデビュー後は195cm、140kgの恵まれた巨体で、アメリカでは大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントの足を骨折させたレスラーとして全米にその名を轟かせた。

新日本プロレスでは1983年からは長州力率いる維新軍として活躍後、全日本プロレスに戦場を移した後も行動を共にした。

また長州が全日本プロレスに決別した際にジャパンプロレスが分裂騒動に巻き込まれ、これにカーンさんは嫌気をさしプロレスを引退したと語っていた。

WWFで抗争相手であったハルク・ホーガンやビンス・マクマホンJr.からも引退撤回を慰留されたがこれを拒否し、1987年11月にニュージャージーの大会でプロレスを引退。

静かにマット界から去っていった。

この訃報に際しマット界からはお悔やみの言葉がXでポストされている。

▼蝶野正洋
「キラー・カーンさんのご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます。今月は木戸修さんに続き、先輩方々の悲報、信じられない気持ちです。心よりお悔やみ申し上げます。」

▼前田日明さん
「突然過ぎて言葉がでません 驚くばかりです。真面目で繊細な先輩でした。残念です。御冥福をお祈り申し上げます。」

キラー・カーンさんのご冥福をお祈りいたします。

<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

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