列車内に1400人取り残される 北陸新幹線、息苦しさ訴える人も

北陸新幹線のW7系車両

 石川県で震度7を観測した1日の地震で、JR西日本は北陸新幹線の富山―金沢間で4本の列車が止まり、車内に乗客ら計約1400人が取り残されたと明らかにした。息苦しさを訴える人もいるという。同社が食料を車内に運ぶなどして対応している。

 JR東日本は東北、上越、北陸の各新幹線の全線で一時、運転を見合わせた。JR東海によると、東海道新幹線は地震を感知して送電を停止するシステムが作動し、東京―小田原間と豊橋―新大阪間で一時運転を見合わせた。

 国土交通省によると、能登空港の滑走路で深さ約10センチ、長さ10メートル以上のひびが4、5カ所見つかり、滑走路が閉鎖された。高速道路は一部区間が通行止めになった。

© 一般社団法人共同通信社