元女子ソフト選手、セカンドキャリアは警察官 横浜出身の27歳市川咲子さん「頼られる存在に」

交番前で道を案内する市川巡査(左)=横浜市港南区

 女子ソフトボールの強豪・日立など実業団で計7年間プレーした市川咲子さん(27)が、神奈川県警の警察官としてセカンドキャリアを歩み出した。「この人になら頼りたいと思われる、優しい警察官になりたい」。ソフトボールで培った努力する大切さや社会人経験を生かし、次の目標に走り出している。

 初任科長期課程(高卒、短大卒、専門卒)で県警察学校に昨年2月入校し、同期のトップで卒業した。11月下旬からは港南署の地域課に配属され、1日3交代制での泊まり勤務などに従事しながら仕事を覚えている。

 制服姿で街頭に立つたび、住民らの視線に身が引き締まる思いを抱くという。「パトカーに乗っていると、子どもたちが手を振ってくれるところも含めて、学校とは全く緊張感が違いますね」と話す。

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