「人間彫刻」でペリー提督再現 横浜ユーラシア文化館、イベント実施へCF

2020年のスタチュー・ミュージアムで制作した「赤い靴の女の子」(横浜ユーラシア文化館提供)

 開港の地である横浜ゆかりのペリー提督を、銀や銅で全身を塗ったパフォーマーによる「人間彫刻」で再現しようと、横浜ユーラシア文化館(横浜市中区)がクラウドファンディングを始めている。目標額は50万円で、達成した場合は11月のイベントで公開する。

 同館では2020年から日本大通り(同区)で人間彫刻パフォーマーによるイベントを開催してきた。

 これまで赤い靴の女の子など、横浜ゆかりの人物を忠実に再現。新たな取り組みとして、日米和親条約締結170周年となる24年に向け、1854年にペリー提督が横浜に降り立ったことを記念する人間彫刻の企画を立ち上げた。

 1月14日までに目標額の50万円を目指すとし、返礼品には出張パフォーマンスや人間彫刻写真のカレンダー、日本大通り周辺の銅像を学芸員と巡るツアーなどを用意。高橋健主任学芸員は「何とか実現させ、地域の人が開港の歴史を思い返すきっかけにしたい」と意気込んでいる。

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