ラジオ体操が思うようにできなくなる?!年を取ると、どんどん疲れやすくなる体の仕組みとは?【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

年を取ると……どんどん疲れやすくなる体の仕組み【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

加齢によって、筋肉は硬くなる傾向にあります。30代半ばあたりから、子供のころは軽々とできたラジオ体操が思うようにできなくなるなど、実感する機会が増えます。

筋肉は伸び縮みをして働いており、柔軟なほど耐久性に優れます。運動の前にストレッチを行うのは、もちろん運動のパフォーマンスを上げるという意味もありますが、耐久性を上げてケガをしにくくするためです。

日常生活でも、硬くなった筋肉で動いていると、負担が強くかかります。全身の血行とリンパの流れが悪くなって、疲労の回復も滞ります。こういった状態で間違った体の使い方をしていると、さらに負担が増します。若かったときには、多少の使い方の間違いは、筋肉の柔軟さがクッションになってカバーされてきました。しかし、加齢により全身の筋肉が硬くなるにつれて、間違った使い方による負荷を吸収しきれなくなってきます。

負荷のかかった筋肉は疲労して硬くなり、負の連鎖によって、どんどん疲れやすい体になっていくのです。

【出典】『疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖』
著者:小池義孝 イラスト:千葉さやか(Panchro) 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
一義流気功治療院院長。昭和48年生まれ。平成18年「気功治療院一義流気功」を東京に開設。翌年に、気功治療の技術を伝える「一義流気功教室」を開設する。気功治療の内容はどの流派にも属さず、独自の歩みを続ける。肩こり、腰痛、猫背といった肉体の問題から、メンタルの問題まで、幅広く対応している。著書多数。30万部を超えるベストセラーになった『ねこ背は治る!知るだけで、体が改善する「4つの意識」』を始めとし、国内15冊、海外翻訳版(台湾、韓国)3冊、約累計70万部を送り出している。

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