石川県で最大震度7を観測した地震で、富山県内の公共交通は2日、運転見合わせが相次いだ。新幹線は順次運転を再開したが、あいの風とやま鉄道の高岡以西や、JR氷見線、富山地方鉄道の鉄道線は終日運休した。
北陸新幹線とJR各線
JR西日本列車運行情報によると、北陸新幹線は2日午後3時20分、全線で運転を再開した。計46本が運休、9本に遅れが出て計約28400人に影響した。北陸線の特急サンダーバードやしらさぎは正午ごろまで列車の運行を取りやめた。サンダーバード計24本、しらさぎ計14本を運休した。
氷見線は終日運休し、計76本の運転を見合わせた。JR西日本によると、氷見線は少なくとも1月5日まで終日運休する。
高山線は2日午後、越中八尾－富山駅間で運転を再開したが、猪谷－越中八尾駅間は運休した。猪谷→富山方面は3日午後7時2分猪谷駅発富山行き、富山→猪谷方面は3日午後6時半富山駅発猪谷行きから再開する予定。
城端線は2日始発から40本を運休し、午後1時40分ごろ再開した。
あいの風とやま鉄道
あいの風とやま鉄道は2日午後3時ごろ高岡－泊間で運転を再開した。高岡以西については、3日午後以降の再開を見込むとしたが、工事の進捗によって変更する可能性がある。
富山地方鉄道
富山地方鉄道は鉄道線を終日運休。3日については、本線と不二越・上滝線で始発から運転再開する予定。落石の恐れがあるため、立山線は岩峅寺－立山駅間を区間運休するとした。
富山地方鉄道が運行する富山市内の市電と富山港線は午前10時から全線で運転を再開した。
万葉線
万葉線は2日始発から施設点検のため運行を見合わせていたが、同日午前11時2分から運行を再開した。
県営渡船
県営渡船は2日午後1時37分越ノ潟発便から再開した。
