川崎の「お宝」新たに27件 江戸期の石橋、川崎大師の石塔も 市地域文化財に追加

岡上神社の拝殿(川崎市教委提供)

 川崎市教育委員会は、市民生活や地域風土に根差して継承されてきたとして、市地域文化財に新たに27件を追加した。市立新城小学校(中原区)の校庭で保管されている江戸時代の石橋や川崎大師平間寺(川崎区)が庶民に親しまれるきっかけの一つとなった江戸時代の石塔などを選び、同文化財の総数は240件となった。

 2017年に創設した「市地域文化財顕彰制度」に基づく取り組みで、今回で6回目。市内の社寺や町内会、自治会や小学校などが推薦した計27件について、専門家でつくる市文化財審議会の意見を踏まえて決定した。内訳は有形文化財14件、有形民俗文化財10件、記念物3件。

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