今オフここまでのFA補強 ドジャースとその他29チームがほぼ同額

日本時間1月2日、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は今オフここまでに各チームがFA補強に投じた総額をランキング形式で紹介する特集記事を公開した。1位はもちろんドジャースで、大谷翔平の10年7億ドル、山本由伸の12年3億2500万ドルなど、5選手に対して合計10億430万ドルもの契約を与えている。2位はアーロン・ノラと再契約したフィリーズの1億7200万ドルとなっており、まだ大物選手がFA市場に残っているとはいえ、少なくともここまではドジャースだけが大暴れしている状況となっている。

今回の特集記事はFA契約のみが対象のため、ヤンキースのフアン・ソト獲得、ブレーブスのクリス・セール獲得、ドジャースのタイラー・グラスノー獲得といったトレードは対象外。また、ジョー・ヒメネス(ブレーブス)、マックス・マンシー(ドジャース)、コリン・レイ(ブリュワーズ)はFA市場が正式にオープンする前に元の所属チームと新たに契約を結んだため、こちらも対象外となっている。

ドジャースとフィリーズ以外に1億ドル以上を投じているのは、ダイヤモンドバックス(1億2200万ドル)、ジャイアンツ(1億2125万ドル)、レッズ(1億620万ドル)、ロイヤルズ(1億500万ドル)の4チーム。カージナルスも3人の先発投手に対して合計9900万ドルの契約を与えた。一方、ヤンキース、カブス、マーリンズ、ロッキーズの4チームはまだFA市場に1ドルも投じていない。

なお、ドジャースを除く29チームを合計すると10億596万ドルとなり、わずかにドジャースを上回るものの、ほぼ同額。少なくともFA市場がオープンしてからの最初の2ヶ月は「ドジャースしかお金を使っていない」と言っても過言ではない状況だった。ブレイク・スネル、コディ・ベリンジャー、ジョーダン・モンゴメリー、マット・チャップマン、今永昇太など多くの有力選手がまだ市場に残っており、スプリング・トレーニング開始までの1ヶ月半で各チームがどのような補強を見せるか注目だ。

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