中国、12月民間景況感50.8 2カ月連続で節目上回り改善

 【北京共同】中国メディア「財新」と米金融サービス大手S&Pグローバルは2日、中国の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が2023年12月は50.8だったと発表した。前月から0.1ポイント改善し、好不況を判断する節目の50を2カ月連続で上回った。

 需要の増加から生産が増え、新規受注が伸びたと指摘した。ただ海外需要の低迷で輸出向けは停滞した。

 中国では中国恒大集団や碧桂園などの不動産大手の債務問題が長期化し、企業の見通しには不安感が強く雇用も低調だという。国家統計局が23年12月31日に発表したPMIは49.0と3カ月連続で節目を下回り、中国経済には不透明感が強い。

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