新幹線、各地でストップ 上越・北陸は2日全線再開

運休が続き、利用客らで混雑するJR金沢駅=2日午前8時42分

 石川県で最大震度7を観測した地震で、東北、上越、北陸の各新幹線は1日、全線で一時運転を見合わせた。安全を確認した区間から順次運転を再開。上越の越後湯沢―新潟間と北陸の長野―金沢間は、設備点検に時間を要するとして終電までに運転を再開できず、2日も始発から見合わせていた。いずれも午後に全線で再開した。

 JR各社によると、1日は上越と北陸で上下計57本が運休。東北を含む3新幹線で計61本に遅れが生じ、計約6万3900人に影響した。

 北陸新幹線は富山―金沢間で4本の列車が止まり、計約1400人が一時車内に取り残された。

 空の便も欠航が相次いだ。全日空は庄内、新潟、能登、小松の各空港を発着する1日の計16便を欠航。約1450人に影響した。同じ4空港を発着する2日の計8便も欠航となった。3~4日は各日とも羽田―能登の2往復4便を欠航する。

 日航は1日、新潟、小松の両空港発着の計9便を欠航し、影響は約730人に上った。2日も1便が欠航した。

JR金沢駅で北陸新幹線の東京行き列車の運転再開予定がアナウンスされ、改札を通る乗客ら=2日午後0時19分

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