松山英樹がハワイ・マウイ島でシーズン始動 LIV移籍で前年覇者また不在

松山英樹がシーズン開幕戦に登場する ※撮影は2023年ダンロップフェニックス(撮影/松本朝子)

◇米国男子◇ザ・セントリー 事前情報◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

新たな年の幕開けとともに、PGAツアーの2024年シーズンが始まる。13-14年から年をまたぐ形で定着したスケジュールが1月スタートに戻り、8月末のプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」で完結することになる。

4日(木)に開幕する最初のトーナメントは、今季ツアー改革の目玉ともいえるシグニチャーイベント(昇格大会)の一角。前シーズンの優勝者、23年のプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」まで残ったフェデックスカップランキングのトップ50を中心にフィールドを絞り、予選カットなしで4日間を戦う。優勝者には通常500ptのフェデックスカップポイントを700pt付与。賞金総額2000万ドル(約28億2000万円)がかかる。

22年にツアー記録の通算34アンダーをマークしたキャメロン・スミス(オーストラリア)、昨年最終日に7打差をひっくり返したジョン・ラーム(スペイン)と2年続けて前回覇者がLIVゴルフへ移籍して不在となるまさかの事態。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、年間王者のビクトル・ホブラン(ノルウェー)らが59人のエリートフィールドをけん引する。

ディフェンディングチャンピオンはLIVゴルフへ…(撮影/田辺安啓(JJ))

ツアー独自の人気指標であるプレーヤー・インパクト・プログラムの上位選手に対しても昇格大会の出場義務(22-23年シーズンは1試合のみ欠場可能)は課されず、1位だったロリー・マキロイ(北アイルランド)は欠場となった。

昨季フェデックスカップランク50位で終えた松山英樹もハワイ州マウイ島から始動。15年3位、17年2位と好成績を出している大会には4年連続7度目の参戦になる。例年伸ばし合いが展開され、1年前は通算16アンダーでも21位だった。昨年11月の日本ツアー「ダンロップフェニックス」以来7週ぶりの実戦から、しっかりとエンジンをかけていきたい。

<主な出場予定選手>
ルドビグ・アバーグ、パトリック・カントレー、ウィンダム・クラーク、ジェイソン・デイ、トニー・フィナウ、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、ブライアン・ハーマン、マックス・ホマ、ビクトル・ホブラン、イム・ソンジェ、トム・キム、松山英樹、ザンダー・シャウフェレ、スコッティ・シェフラー、ジョーダン・スピース

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