能登地震 AMDAが調整員を派遣 現地で被害状況確認へ

車に使い捨てカイロを積み込む大西さん(右)と林さん=岡山市北区伊福町

 石川県能登地方を震源とする地震の被災者支援に向け、国際医療ボランティアAMDA(本部・岡山市北区伊福町)は2日、被害状況を確認する調整員2人を現地に派遣した。

 本部職員の大西彰さん(56)=同市=と、鍼灸(しんきゅう)師の林篤志さん(33)=倉敷市=が正午ごろ、使い捨てカイロ約600個を乗用車に積み込んで本部を出発した。石川県庁の災害対策本部を訪れた後、各地の避難所などを回って支援ニーズを聞き取る。滞在日数は未定。現地の状況を踏まえ、医師や看護師の派遣といった医療支援を検討する。

 出発前に本部で会見した大西さんは「いち早く現地に入り、被災状況の把握に努める」、林さんは「1人でも多くの命を助けるために力を尽くしたい」と話した。

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