<海外女子>2024年メジャー大会の会場は?

2023年の女子海外メジャーチャンピオンたち

海外女子メジャーは今年も5大会が組まれた。4月の初戦「シェブロン選手権」と7月の第4戦「アムンディ エビアン選手権」を除く3大会は会場をローテーションして開催。8月の最終戦「AIG女子オープン」(全英女子)は11年ぶりに“聖地”に戻る。

ザ・クラブatカールストン・ウッズ (テキサス州)

舞台は変わっても優勝者の恒例となった池ダイブは継続(撮影/村上航)

シェブロン選手権(4月18日開幕)
カリフォルニア州のミッションヒルズCCから舞台を移して2年目の開催。2001年に開場したジャック・ニクラス設計のコースは半数の9ホールで池が絡み、細かな傾斜のあるグリーンと巧みに配置されたガードバンカーが特徴的。2023年は大会最長の6884yd(パー72)に設定され、8人が出場した日本勢の最高位は渋野日向子の28位だった。

ランカスターCC (ペンシルベニア州)

前回の2015年大会は大山志保が健闘。アップダウンのあるホールが多い (Drew Hallowell/Getty Images)

全米女子オープン(5月30日開幕)
東海岸の都市圏郊外に位置し、女子ナショナルオープンは2015年以来2度目の開催となる。ギャラリー数の大会新記録と報じられた前回は、一週間で13万4000人余りが来場した。15年は6483yd(パー70)で行われ、大会を制したチョン・インジ(韓国)の優勝スコアは通算8アンダー。日本勢ベストは大山志保の5位だった。

サハリーCC (ワシントン州)

高い木々がホールを囲む林間コース (Jeff Gross/Getty Images)

KPMG全米女子プロゴルフ選手権(6月20日開幕)
2016年以来2度目の開催となるシアトル近郊の林間コース。1969年の開場後、98年の男子メジャー「全米プロ」開催に合わせて名匠リース・ジョーンズが改修を行った。前回大会はブルック・ヘンダーソン(カナダ)が通算6アンダーで勝利。アンダーパーはわずか7人で、予選カットラインは7オーバーという難度の高さだった。

エビアンリゾートGC (フランス)

美しい景色が選手を出迎える(撮影/村上航)

アムンディ エビアン選手権(7月11日開幕)
メジャーに昇格した2013年から11度目の開催で、レマン湖を一望できる美しい景観も魅力。例年スコアの伸ばし合いが演じられ、トーナメントレコードはチョン・インジが2016年にマークした「263」(通算21アンダー)。23年大会は、畑岡奈紗と笹生優花が日本勢の大会ベスト(メジャー昇格後)に並ぶ3位で終えた。

セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)

2013年以来11年ぶりに“聖地”へと戻る(撮影/村上航)

AIG女子オープン(8月22日開幕)
男子「全英オープン」では大会最多の30回を数える一方で、女子は2013年以来3度目の開催となる。ゴルフの聖地に憧れを抱く日本の女子プロは多いようで、早くも出場権の獲得へ意欲的な声も聞こえてくる。記念すべき2007年の初回大会を制したのは元世界ランキング1位のロレーナ・オチョア(メキシコ)。前回の13年は比嘉真美子と佐伯三貴が7位と健闘した。

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