ひょっこりはん 石川県でイベント出演中に被災 「落ち着くことも人助け!」会場に靴忘れるも「僕も冷静に」

1日に石川県かほく市の商業施設でのイベント出演中、地震が直撃したお笑い芸人のひょっこりはん(36)が2日、地震のX(旧ツイッター)を更新。福井市まで移動できたことを報告し「落ち着くことも人助け!」と呼びかけた。

ひょっこりはんは1日、ネタ中に能登半島地震が発生。直後に「石川県の海近くのイオンモールいます!直撃です。ネタ中とんでもなく揺れて、現場はパニックでした!みなさん、絶対逃げてください!命です!!命!!僕もめちゃくちゃ逃げてます!生きましょう!」とポスト。その後「僕は無事です!イオンモールかほくから早めにタクシーで金沢駅まで来られました。地元の運転手の方の落ち着きで、なんとか心を保つことができました」とつづった。

2日未明には、ホテルに宿泊できたとしながらも「いつ来るかわからない津波の恐怖ったらなかったです。気づいたら靴も衣装の上履きを履いていました。どうやらナイキは置いてきたっぽいです」と、靴を現場に忘れたことを明らかにした。

同日朝に「いや寝られるかぁ」としたひょっこりはんは、JR福井駅前の恐竜モニュメント像をバックに「朝にタクシーで福井まで行けました!。下道ですが、金沢駅から福井方面には全く問題なく進めました!ただ運転手さん曰く、普段100くらいあるタクシーが、今日は10らしいです。とにかくみなさんの暖かい声のおかげで、不安少なく過ごせました!感謝です!!引き続き被災地の方の無事をお祈りします。」と、感謝の言葉とともに状況を説明した。

ひょっこりはんは「避難先の地元の方やタクシーの運転手さんの落ち着きをみて、僕も冷静になれました」と振り返る。「様々な情報や憶測が飛び交う中最終的には自己判断。それには冷静さが必要。油断はよくないが落ち着いて行動することは周りにも冷静さを与えるとても影響力のある行動だということを知りました!」と強調した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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