シンガポール円は141円台半ば 能登地震受け、円安水準に

 【シドニー、シンガポール共同】年明け2日のシンガポール外国為替市場の円相場は1ドル=141円台半ばで推移した。能登半島で発生した地震の被害の大きさが明らかになるにつれ、リスク回避で円が売られ円安水準となった。

 連休前の昨年12月29日のニューヨーク市場では1ドル=141円近辺で取引されていた。2日午前はシドニー外国為替市場で一時的に140円台後半まで円を買う動きが見られたが、徐々に円安方向に振れた。

 シンガポールの市場関係者は「新年明けで取引参加者は少なく、午後はもみ合う展開だった」と話した。

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