新潟県が2023年4月以降に生まれた子どもを対象に、入園や小学校入学の節目で満期となる定期預金計10万円を贈る独自の子育て支援策を始めた。同10月からの約2カ月間で申請は3千件を超え、県子ども政策室は「社会全体で子育てを応援しているという機運を醸成していきたい」と意気込んでいる。
新潟市に住む春日翼さん(30)と七海さん(26)夫妻は23年11月、市内の金融機関を訪れ、同6月に生まれた長女絃ちゃんの通帳を受け取った。
名称は「新潟県こむすび定期」。子どもが生まれた保護者が申請すると、2年後と5年後に満期となる定期預金口座の通帳が受け取れ、各5万円がもらえる仕組み。