伝統の仙台初売りにぎわう 能登半島地震の被災者に配慮しイベント自粛も

豪華な景品で知られ、江戸時代から続く伝統の仙台初売りが始まり、多くの買い物客でにぎわっています。

中野玲那記者リポート「お茶の井ヶ田本店では、あと30分ほどで初売りが始まります。開店前から多くの方が列を作っています」

こちらの老舗の茶の販売店では、午前7時の開店とともに事前の抽選で選ばれ1万円以上の商品を購入した100人に茶箱が手渡されました。先頭の3人に渡された大きな茶箱には、茶や菓子のほか家電製品などが入っていました。

先頭の男性「1番ということなので、ラッキーと言いますか本当にありがたいと思っております。1年けが無く病気なく過ごすことに努めたい」

この店では、4年ぶりに獅子舞などが行われる予定でしたが能登半島地震の被災者に配慮し中止しました。

青葉区の百貨店の藤崎では、開店前去年より500人ほど多い約5500人が列を作りました。

そして、店が開くとお目当ての福袋を次々と買い求めていました。

藤崎では、新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行したこともあり、前年より6000個多い3万2000個の福袋を用意したということです。

「いつも食べないような和菓子とか。あとはクッキーとかを買いました。これから帰って子どもたちと食べます」

仙台市の多くの店舗では、3日も初売りが行われます。

© 株式会社東日本放送