福袋求める買い物客でにぎわう 岡山県内の百貨店で初売り

福袋を求める客でにぎわう売り場=天満屋岡山店

 岡山県内の百貨店で2日、初売りが行われた。新春恒例の福袋を求める多くの買い物客でにぎわった。

 天満屋岡山店(岡山市北区表町)では、約3千人が並んだため、午前10時の開店時間を15分前倒しした。扉が開くと、家族連れらは足早に目当ての売り場に向かった。

 福袋は衣料品や食品、雑貨など約1万点。5千~1万円の価格帯を中心に人気を集め、開店後すぐに売り切れる商品もあった。孫のための子ども服などの福袋を購入した女性(65)=同市南区=は「初売りに来たのは5年ぶり。にぎわいがあってうれしい。目当ての福袋が買えて満足」と話した。混雑緩和のため、店頭やネットショップで昨年末までに約5千点を販売している。

 約5千点を用意した岡山高島屋(同市北区本町)も約1700人が列をつくったため、予定より10分早い午前9時50分にオープン。衣料品や雑貨、化粧品のほか、エネルギー消費が実質ゼロになる住宅「ZEH(ゼッチ)」の新築プランを抽選販売する福袋(本体工事価格2189万円)もあった。

 2日は天満屋の倉敷店(倉敷市)と津山店(津山市)、JR岡山駅のさんすて岡山、岡山一番街(岡山市)も初売りを実施。イオンモールの岡山(同)、津山(津山市)、倉敷(倉敷市)、アリオ倉敷(同)は元日から営業している。

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