「壊滅的」と珠洲市長 窮状訴え「まず水を」

 「壊滅的だ」「まず水を」。震度6強を観測した石川県珠洲市の泉谷満寿裕市長は2日、能登半島地震に伴う県の対策会議にオンライン出席し、窮状を訴えた。「立っている家がほとんどない」状況だというが、多くの道路が寸断され、支援物資も届かないと明かし「(発生から)もう24時間たった」と人命救助への焦りをにじませた。

 泉谷氏は断水に加え、住民が集中している避難所もあるとして衛生状態も懸念。「折り重なるように倒壊した家屋に閉じ込められている方がいらっしゃるのかどうか…。安否が把握できていない状況だ」と唇をかんだ。

© 一般社団法人共同通信社