タイ戦不出場もアジアカップに招集された板倉滉、まさかのドイツに戻ることが発覚…クラブ幹部「土曜日に親善試合に出る予定」

タイ戦はベンチで見守った板倉滉はドイツに戻ることに[写真:Getty Images]

アジアカップに臨む日本代表に招集されたボルシアMGのDF板倉滉だが、まさかのドイツに戻っていることが判明した。

1日に行われた『TOYO TIRES CUP 2024』のタイ代表戦に向けたメンバーにも招集されていた板倉。足首の手術からクラブでは復帰していない中で帰国し、ベンチに座った。

試合に出場はしなかったものの、その後に発表されたアジアカップのメンバーにも選出。チームは4日にカタール入りし、事前のキャンプをスタートさせるが、ドイツ『ビルト』によると板倉はドイツに戻ったという。

日本代表では試合に出場せず、トレーニングを行ったのみ。現在はブンデスリーガがウィンターブレイク中であるため、そのまま日本で過ごしてチームと共にカタール入りすると思われていた。

しかし、『ビルト』によれば2日にドイツ行きの飛行機に板倉が搭乗したとのこと。ボルシアMGでトレーニングをするために一度戻るという。

クラブのマネージャーであるローランド・ヴィルカス氏は『ビルト』に対し「コウは日本から飛行機に乗った。彼は水曜日にグラードバッハに到着する予定で、我々と一緒にトレーニングをすることになる。彼は土曜日(6日)に行われるゴー・アヘッド・イーグルスとの親善試合にも出場する予定だ」と語ったという。

ケガ人が多くいる中で、板倉をはじめ、なんとか実戦復帰を果たしたDF冨安健洋(アーセナル)や離脱中のMF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)も招集。ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は「彼がアジアカップでプレーするのは難しいと思っていた」と驚きを隠さなかった。

板倉は6日までドイツで過ごし、その後カタール入りすることになると考えると、調整期間は1週間もない状況。また、プレミアリーグへの移籍も噂されているが、ヴィルカス氏は「全てが順調に進み、彼が良いトレーニングとプレーをすれば、親善試合後にアジアカップに参加すると考えている」と語っており、ケガの状態が問題なければ、予定通り日本代表として活動するようだ。

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