年を取ると…体にどんどん痛みが出る主に2種類の原因とは?【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

年を取ると……どんどん痛みが出てくる体の仕組み【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

体に痛みが出る原因は、主に2種類です。筋肉が硬直しているか、筋肉を傷めて炎症を起こしているかのどちらかに分けられます。

筋肉の硬直とは、いわゆる「こり」です。筋肉にこりが生じると、詰まる、重い、といった不快感を覚えます。こりが進行すると、その感覚が次第に痛みへと変わっていきます。血行不良、酸素不足に陥った筋肉が、痛みを引き起こす物質を発生させるからです。

また、過度な負担がかかって損傷した筋肉には、修復反応として炎症が起こります。炎症によっても、痛みを引き起こす物質が発生するのです。

間違った体の使い方をしていると、特定の筋肉に負担をかけます。それが硬直の原因になり、痛みにつながります。硬直した筋肉は耐久性が低くなるので、損傷しやすくなります。そして損傷した場所では、炎症が起こります。

年齢を重ねて筋肉が硬くなってくると、間違った体の使い方によるダメージが深刻化するのです。

【出典】『疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖』
著者:小池義孝 イラスト:千葉さやか(Panchro) 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
一義流気功治療院院長。昭和48年生まれ。平成18年「気功治療院一義流気功」を東京に開設。翌年に、気功治療の技術を伝える「一義流気功教室」を開設する。気功治療の内容はどの流派にも属さず、独自の歩みを続ける。肩こり、腰痛、猫背といった肉体の問題から、メンタルの問題まで、幅広く対応している。著書多数。30万部を超えるベストセラーになった『ねこ背は治る!知るだけで、体が改善する「4つの意識」』を始めとし、国内15冊、海外翻訳版(台湾、韓国)3冊、約累計70万部を送り出している。

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