「噂の!東京マガジン」新春SP! 笑福亭笑瓶をしのんで33年前のVTRも放送

BS-TBSでは、1月4日に「噂の!東京マガジン 初笑い新春号!」(午後9:00)を放送。森本毅郎小島奈津子、井崎脩五郎、清水国明山口良一深沢邦之のおなじみのメンバーが出演し、新春スペシャルにふさわしい内容を届ける。放送に先駆け、森本と小島からコメントが届いた。

「噂の!東京マガジン」(日曜午後1:00)は、1989年から「テレビの週刊誌」をコンセプトに、TBS系で放送を開始。放送35年目に突入した長寿番組だ。2021年4月には地上波のTBSからBS-TBSへ放送局をチェンジして、来春には4年目へと歩みを続ける。

新年1発目となる今回は、「初笑い新春号」と題し、お正月特番としては15年1月4日以来、実に8年ぶり、ゴールデン帯では異例の初放送となる。番組がスタートした頃から続く看板コーナー「やって!TRY」では、「酒々井プレミアム・アウトレット」の特設キッチンで、千葉県の郷土料理「アジのなめろう」にトライ。スタジオで和食の達人「日本橋ゆかり」三代目の野永喜三夫氏が見守る中、なめらかで濃厚な味わいの作り方や覚えておくと便利なアレンジ料理も伝授する。

人気企画「噂の現場」では、より多くの人に番組のことを知ってほしいという思いから、2年前に取材した金属盗難の現場や、23年に亡くなった番組ファミリーの笑福亭笑瓶さんをしのび、笑瓶さんが33年前に初めてリポートした、休肝日ができた村の現場を、当時の模様を踏まえて紹介。さらに、その後どうなっているのかを新たに調査しに行く。

初笑い新春号の見どころについて、森本は「この番組が始まったのはもう35年前、歴史がそのまま生きてひもとけるという強みがこの番組にはあります。新春号は、その集大成みたいなもの。初めての夜の放送。ちょっと力が入っています。なかなかの力作になりそうです」と手応え十分。続けて「今まで見たことがない人たちにも見ていただいて、こんな面白いことをやっているのなら日曜日も見ようかなと言ってくれたら、儲けもの!」と笑顔を見せる。これには小島も「テレビは短いサイクルでいろいろな新番組をやっている中で、マガジンのように昔を振り返られるのは貴重だと思います。番組を見たことがない皆さんにも、いい機会になるといいなと思います」とうなずく。

笑瓶さんのVTRに関しては、森本は「様変わりするのは当たり前だけど、それにしてもすごい変化だなと思いました。やっぱり、今年最大の事件は笑瓶。あんなに早く逝っちゃうとは思わないから…」と言葉を詰まらせ、「新春号で、番組を振り返ると笑瓶が出てくる。『笑瓶、元気だったな』と、ある種のセンチメンタルな感情を揺さぶられるような番組になると思います」としみじみ。

小島も笑瓶さんとの思い出を振り返り、「笑瓶さんが亡くなったことによって、『噂の現場』を助けなきゃと、先輩の遺志を継いで拝命しました。ここが私の原点だったなというのは本当に思います。先輩たちが、私がリポートする時に「自分がリポートするんだという存在感をアピールして、工夫を凝らす、個性を持って』と教えてくださるんです。今の私が、あらためて初心に帰ってアナウンサーとしての気持ちと、個性を持ってやるということ、2023年はチャレンジできたような気がします!」と前向きな言葉を伝えた。

最後に、森本は「番組のエッセンスを失わないためには、工夫も必要です。『やっていて面白い』『意味がある』『かいのある仕事』をすることが一番難しいが、それが結果的には見る人たちに面白いと思わせるものだと思うから、スタッフもわれわれ出演者も工夫する。そのためにけんかもするけれど、そういうことを来年もやっていこうかなと思います」と、さらに前進する気持ちを告白。

そして、小島も「これだけのベテランがそろった番組もそうそうないので、いい呼吸というか、チームワークを見ていただきたいです。丸く、でも鋭く核心を突いていく。それが長寿番組の秘訣(ひけつ)であるとも思うし、そういうところも見ていただきたいです!」とアピールしている。

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