未就学の息子の顔を複数回平手打ちか 息子は歯1本を折るけが 58歳の静岡県職員の男を逮捕=静岡県警

1月1日午後4時頃、自宅で未就学の息子の顔面を複数回平手打ちする暴行を加え、ケガを負わせたとして、静岡県掛川市国安に住む静岡県西部農林事務所・天竜農林局主査の男(58)が傷害の疑いで逮捕されました。

男児は、歯1本を折りました。

警察によりますと、男は「おかしをもっと食べたい」と言った息子に対して「ご飯の前だからだめだ」と言いましたが、納得いかない子どもがドアを強く開け閉めしたため、腹を立て、息子に暴行を加えたということです。

息子の泣き声を聞いて母親が駆け付け、翌日の1月2日午後4時頃に「夫が息子を殴って歯が折れた」と警察に通報したことで事件が発覚しました。

母親は2023年9月、「夫のモラハラが酷く、離婚を考えている。何かあったときにはお願いします」と警察に相談していました。

男は、警察の調べに対して容疑を認めているということです。

警察は日常的に暴行が行なわれていた可能性なども視野に捜査を進めています。

職員の逮捕を受け、静岡県の京極仁志経営管理部長は「職員が逮捕されましたことは、大変遺憾であり、深くお詫び申し上げます。日頃から、全庁を挙げて、綱紀の厳正保持に努めている中で、このような事態を招いたことを大変深刻に受け止めております。県といたしましては、職員に対して改めて綱紀の厳正保持を徹底するとともに、逮捕された職員については、捜査の状況を踏まえ、厳正に対処してまいります。」とコメントしています。

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