初詣、にぎわう岩手県内 平泉の中尊寺金色堂は建立900年

一年の平穏を祈る中尊寺の参拝客

 2024年の元日、岩手県内各地で初詣が行われた。金色堂が建立900年となる平泉町の中尊寺(奥山元照貫首)では、多くの人が一年の安寧を願った。

 青空が広がる境内は、県内外から訪れた家族連れでにぎわった。

 同寺は正月三が日の参拝客を新型コロナウイルス禍以前の水準、10万人を見込む。金色堂建立900年の節目として、年末まで記念御朱印(志納金千円)を提供するなど、さまざまな記念企画を繰り広げる。

 各地の神社ではコロナの感染防止策で取りやめていた習慣が戻った。盛岡市八幡町の盛岡八幡宮(藤原大修(ひろなお)宮司代務者)は鈴の緒や手水(ちょうず)のひしゃくを設けた。

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