大坂なおみ、出産後の復帰大会は2回戦敗退。元世界1位プリスコバに逆転負けを喫す[ブリスベン国際]

大坂なおみ、約1年3ヵ月ぶりの復帰大会は2回戦敗退

1月3日、女子テニスの「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/WTA500)シングルス2回戦が行われ、大坂なおみ(フリー)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ/世界ランク39位)の元世界ランク1位同士の戦いに。大坂は6-3、6-7(4)、4-6で敗れ、復帰戦は2回戦敗退となった。

26歳の大坂は、2022年9月の「東レ パン パシフィック オープンテニス」(東京・有明/WTA500)2回戦を棄権すると、その後ツアー出場はなくシーズンが終了。昨年の全豪オープン前に妊娠を発表するとともに、「2024年の全豪には出場します」と母親となっても現役を続ける意思を表明し、7月に第一子となる女の子を出産した。

約1年3ヵ月ぶりの実戦復帰となった今大会は、14日に開幕する全豪オープンの前哨戦。1回戦では、世界ランク83位のタマラ・コーパチ(ドイツ)を6-3、7-6(9)で下し、復帰戦でいきなり勝利し、試合後には元世界ランク1位のプリスコバとの2回戦について「本当にタフな試合を乗り越えて、それを土台にできればと思う。 次の試合は、それを試す試合になると思う」と語っていた。

試合は、第2ゲームで粘り強くプレーした大坂が5度のブレークポイントを生かしてブレークに成功するも、続く自身のサービスゲームをキープできずリードを守れない。それでも3-2の第6ゲームでは、力強いショットでプリスコバを押し込んで、最後はフォアハンドのウィナーを放って2度目のブレークに成功。その後は危なげなくサービスゲームをキープし、6-3で第1セットを奪う。

だが、第2セットで大坂は第3ゲームでの0-40のチャンスを逃すと、プリスコバをリズムに乗せてしまいブレークポイントを掴めない。タイブレークも落として第2セットを失うと最終セットも先にリードを許す。挽回のチャンスは大坂に訪れたものの、生かすことはできずそのまま4-6。復帰初戦は、2回戦敗退となった。

勝利したプリスコバは、3回戦で今大会第3シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア/同12位)とカミラ・ジョルジ(イタリア/同55位)の勝者と対戦する。

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