【ノア】飯伏が丸藤に勝利するも試合後、救急搬送の事態に!丸藤「自分の力でもう一回、駆け上がってやるよ」

プロレスリング・ノアは1月2日(火)、有明アリーナにて『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2024』を開催した。

『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2024』
日程:2024年1月2日(火)開始15:00 開場13:30
会場:有明アリーナ
観衆:5,135人

メインイベントでは「スペシャルシングルマッチDESTINY 2024」と銘打たれ、丸藤正道と飯伏幸太(AEW)が注目の一騎打ちが行われた。

大会前にはGHCヘビー級選手権の後に行われることに対し、SNS上でも様々な意見が交差。

物議をかもした今大会のメインイベントの結末は、飯伏が33分26秒カミゴェで丸藤に勝利。

過去2度にわたる試合が流れた事もあり期待値が高かったこの試合であったが故、試合後のSNS上では飯伏に以前のようなキレが見られないことで、多数の観戦者や視聴者が丸藤との試合のテンポが嚙み合わないと感じた様な感想を述べている。

試合後、勝利を収めた飯伏は丸藤に語り掛け、最後は飯伏が丸藤の手を握り頭を下げ、丸藤が引き起こしそうとしても飯伏はリングに崩れ落ちてしまった。

丸藤が先に退場しようとすると、会場の空気を察知したかのようにジェイク・リーと清宮海斗が丸藤の横を通り過ぎてリングに登場。

試合中に負傷したとみられる飯伏は花道を途中で歩けなくなり、救急車で搬送される事態となった。

ここでジェイクがマイクを持った。

ジェイク「皆様、本日はご来場そしてご視聴、誠に誠に有難うございました。どれもとても素晴らしい試合でした。その中で最後メインを飾った2人には拍手を送りたい。なんて言うと思ったかコノヤロー!あんなウルトラヘビーみたいなリズムで試合やりやがって!そのリズムで試合やっていいのは、こういう俺みたいな、デカい奴なんだよ!!
分かったお客さん、静かにしてくれ。ちょっとまずは俺達の話を聞け。去年1月1日、私は初めてNOAHのリングに立った。それからそれから3月にはそこにいる清宮選手からベルトを奪い、私が舵を取り続けた。だがしかし、だがしかし、多くの選手が俺も俺もと自己主張を始めて、みんなが舵を取りたがっているリングになった。
それもこれも私のお陰と言うと思ったかい?いや違うね、色んな事があった1年だ。去年は特にね。そこにいる武藤選手だって、いや武藤さんだって、去年引退されて、皆さん覚えてるよな?そんな色々な事があった2023年、そして今日は2024年1月2日。始まりはこのリングから。私は第2試合からスタートだったが、また改めてここで宣言しよう、私はまたここの舵を取ってやる!
そこにいる清宮選手、あなたも何か言いたくて思うことがあって、ここのリングに上がってきたはずだ。だからこそ、いや、あなたの試合、今日素晴らしかった。だからこそ、あなたに締める義務があると私は思っている。この場は譲ろう、清宮海斗。皆さん、清宮海斗の言葉をしっかり聞くように」

ここでジェイクから清宮にマイクが渡る。

清宮「2024年、清宮海斗、このNOAHの闘いの中心に入っていきます!ここにいるみんな一緒に、NOAHを作っていこうぜ!」

<試合結果>

▼メインイベント スペシャルシングルマッチDESTINY 2024
丸藤正道 ×
vs
飯伏幸太 〇
33分26秒 カミゴェ → 体固め

【試合後の丸藤】

丸藤「なんかある?」

――飯伏選手との試合を振り返って?

丸藤「振り返ってというか、何か無様だよね。見てくれよ。本当は今あのモニターに映ってるジェイクと清宮にしっかりとした背中を見せなくちゃいけないのが俺だったんじゃないのかって。無様だな。あと数年って言ってたけど、どうだ? 丸藤はもういらないか? もういいか? もういいんじゃないか? だけどな、そう思ったけど、プロレスじゃなくてもよ、突然の恐怖に見舞われて一生懸命、生きようとしている人たちがこの日本にいるだろ。なあ、そんな人たちのこと思ったらよ、こんな負けぐらいでクヨクヨしてらんねえよ。今日この大会でメインイベントという場所で負けたということは確かに大きいことだよ。でもよ、生きるか死ぬかに比べたら、こんなことで落ち込んでらんねえ。だから、どんなに叩かれようが、否定されようが、文句言われようが、一人になろうが、25周年迎えて44歳。一人でも自分の力でもう一回、駆け上がってやるよ。かませ犬なんかになんねえぞ。丸藤正道ナメんなよ。負けて言うのもなんだけどな、ナメんなよ。おい、安くみんじゃねえぞ」

――13年越しに飯伏選手と対戦して感触は?

丸藤「ハッキリ言えば10年前、15年前。それぐらいに当たったほうが確かにとんでもない試合ができたかもしれない。だけど、そんなこと言ってもしょうがないし、年が明けて2024年。これが今の俺たちだ。いろんな状況で試合をして、いろんな状況で相手が生まれて、どんな中でも試合をしなくちゃいけないってのがプロレスラーなんだよ。勝って何かが生まれることもあるけどよ、負けて何か生まれることも絶対ある、プロレスは。今日メイン出てきたジェイク、清宮、タイトルマッチやった拳王、征矢、潮崎。俺みたいなヤツに負けたくないって気持ちでこれからもやってくれると思うけど、俺はまだあいつらの壁になるつもりでいるから。確かに強いよ、若いよ、うまいよ、激しいよ。説得力あるよ、人気もあるよ。でもなんでNOAHって言ったら、まだ丸藤って言われるんだよ? なあ、そこを変えていこうぜ。俺はわざわざ譲るつもりはねえよ。でも彼らはそれを変える力を持ってる。なあ、NOAH=丸藤、そんなもん変えちまえ」

※飯伏はノーコメント

<写真提供:プロレスリング・ノア>

※その他の試合結果(団体HP)

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【動画】ジェイク・リーが誓う2024年

ジェイク「今日は特にメインを飾った二人に拍手を送りたい、なんて言うと思ったか!あんなウルトラヘビーみたいなリズムで試合やりやがって。2024年、私は第2試合から始まったが改めて宣言しよう。またここの舵を取ってやる!」

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