新型コロナウイルス感染症が感染法上の5類移行後、初の年越しとなった1日、県内各地の寺社には初詣の参拝客が詰め掛け、家内安全や無病息災などを祈願する姿が見られた。
山形市の鳥海月山両所宮(中野俊助宮司)では小雨が降る中、晴れ着姿の女性や家族連れ、外国人観光客らが参拝の列に並んだ。友人同士で訪れた山形五中2年の佐藤里緒さん(14)、山口百音(もね)さん(13)はそれぞれ大吉と大開運のおみくじを引いたといい「受験に備えて勉強に励む一年にしたい」と決意を語った。
両所宮では、三が日の人出をコロナ禍前と同じ7万人程度と見込んでいる。4年ぶりに鈴緒(すずお)で鈴を鳴らせるようにし、明治時代から続く甘酒の振る舞いも復活している。