新春恒例の初売りが1、2の両日、県内各地の商業施設で行われ、福袋や初売り価格の商品を買い求める人たちでにぎわった。新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行して初の正月を迎え、客足は回復の兆しを見せた。
山形市のエスパル山形では2日に初売りを行った。午前9時の開店前には2階出入り口から長さ100メートル以上の列ができ、開店と同時に店内は人であふれた。列の先頭に並んだ埼玉大3年西方大翔さん(21)=米沢市出身=は、サッカー・J2モンテディオ山形の応援福袋を目当てに4時間近く待ち、狙い通りに購入。「並んだかいがあった。チームにとってもいい年になりそう」と笑顔を見せた。
同店によると、福袋の価格はまんじゅうなどが入った千円から、100万円超まで幅広い。清野敬店長は「インバウンド(訪日客)にも力を入れていきたい」と話していた。