子育て世代の移住者増加へ 京都府宮津市が幼稚園や保育所などのPR動画

就学前施設での様子を紹介したPR動画=宮津市提供

 子育て世代の移住者増を目指す京都府宮津市が、市内の幼稚園や保育所、認定こども園といった就学前施設をPRする動画を製作した。海や山など、豊かな自然の中で遊ぶ園児たちの生き生きとした日常を紹介している。

 市内には就学前施設が11施設あるが、少子化に伴い、2018年は381人だった入園者数が22年には344人(宮津暁星幼稚園を除く)に減少。この傾向に歯止めをかけようと、市子育て支援係が初めて作った。

 動画は5分40秒で、地図上で園の位置を紹介するほか、紙おむつとおしりふきの無償提供など、市独自の支援策と保護者の満足度にも触れている。

 各園の年間行事も写真と合わせて紹介しており、宮津幼稚園(鶴賀)は砂遊びや滝上山(万年)での登山の写真を、海が近く小中高校が隣接する栗田幼稚園(上司)は、海遊びや海洋高生との野菜作りを盛り込んだ。

 同係は「園の生活を知ってもらい、移住を選択する材料にしてもらえたら」と呼び掛けている。動画はユーチューブの市公式チャンネルで視聴できる。

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