ドジャース・山本由伸の契約詳細が判明 今季の年俸は500万ドル

ドジャースと12年総額3億2500万ドルという超大型契約を結んだ山本由伸。その契約には2つのオプトアウト(契約破棄)権が盛り込まれていることが報じられていたが、その詳細が明らかになった。「AP通信」のロナルド・ブラム記者によると、山本は6年目と8年目のシーズン終了後にオプトアウト可能だが、最初の6年以内にトミー・ジョン手術を受けるか、右ひじの故障によって134日連続で故障者リスト入りした場合、オプトアウト時期は8年目と10年目のシーズン終了後に変更されるという。

3億2500万ドルの内訳は、契約ボーナスが5000万ドル、2024年の年俸が500万ドル、2025年が1000万ドル、2026年が1200万ドル、2027~29年が各2600万ドル、2030~31年が2900万ドル、2032~35年が2800万ドルとなる。契約ボーナスのうち、2000万ドルは2月1日まで、残りの3000万ドルは7月1日までに支払われるという。

トレード拒否権は与えられていないものの、「トレードされた場合はそのシーズン終了後にオプトアウトの権利を得る」という条項が盛り込まれている。つまり、ドジャースは山本を「シーズン終了後にオプトアウトする可能性がある選手」としてトレードすることになるため、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「ドジャースが山本をトレードするのは非常に難しいだろう」と指摘している。

また、山本が右ひじを故障したうえでオプトアウトせず、12年契約を全うした場合、13年目にあたる2036年シーズンの契約は球団側に選択権のあるオプション(年俸1000万ドル・バイアウトなし)になるようだ。よって、山本がトレードされないと仮定した場合、今回の契約は6年1億5500万ドル、8年2億1300万ドル、10年2億6900万ドル、12年3億2500万ドル、13年3億3500万ドルの5パターンが考えられる。

このほか、山本の契約には専属通訳、個人トレーナー、個人セラピスト、遠征先のホテルのスイートルーム、日米間の航空券5往復分が盛り込まれているという。また、山本自身の同意なく、ドジャースは山本をマイナーリーグへ降格させることはできない。

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