パドレスが韓国人右腕コ・ウソクを獲得か クローザー起用の可能性

パドレスが松井裕樹に続くブルペン補強に成功したようだ。日本時間1月3日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、パドレスは韓国球界からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している高佑錫(コ・ウソク)と契約合意間近となっているという。メジャー契約を結ぶとみられ、ヘイマン記者は「クローザーを務めることになるだろう」と伝えている。松井やロベルト・スアレスとともに「勝利の方程式」を形成することになりそうだ。

コ・ウソクは現在25歳の速球派右腕。韓国球界ではプロ3年目の2019年に自己最多の65試合に登板して8勝2敗35セーブ、防御率1.52の好成績をマークすると、2022年にも61試合で4勝2敗42セーブ、防御率1.48の活躍を見せた。2023年シーズンは44試合に登板して44イニングを投げ、3勝8敗15セーブ、防御率3.68、59奪三振を記録している。

国際大会では、2019年のプレミア12、2020年(開催は2021年)の東京五輪、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表の一員として出場。WBCでは日本代表の大谷翔平への故意死球を匂わせる発言をしたことでも話題になった。なお、妻はジャイアンツと6年1億1300万ドルの大型契約を結んだ李政厚(イ・ジョンフ)の妹である。

パドレスはクローザーのジョシュ・ヘイダーを筆頭に、ニック・マルティネス、ルイス・ガルシアといった主力リリーバーがFAとなり、トレードで右腕エンジェル・デロスサントス、FAでは左腕の松井を補強。速球派右腕のコ・ウソクは彼らに続くブルペン補強ということになる。現時点では2022年に45試合で防御率2.27(2023年は26試合で防御率4.23)をマークしたスアレスがクローザーの最有力候補に挙げられているが、日本球界で実績十分の松井が抜擢される可能性もあり、もちろん、ヘイマン記者の予想通りにコ・ウソクがクローザーを務める可能性もあるだろう。オープン戦で様々なパターンを試しながら、最適解を探っていくことになりそうだ。

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