来たれ、今年で最後の黒石寺蘇民祭 奥州、PR看板を設置

国道343号沿いに大角灯看板を設置する青年部員ら

 2024年が最後の開催となる奥州市水沢の黒石寺蘇民祭の保存協力会青年部(菊地敏明部長)は1日、祭りをPRする大角灯看板を市内2カ所に設置した。

 青年部員ら約30人が参加。祭りで男衆が手にする角灯の形をした約4メートルの大型看板を組み立て、国道343号沿いにある男衆をモチーフにした銅像付近と、東北新幹線水沢江刺駅前に設置した。

 同寺の蘇民祭は千年以上の歴史を持つとされるが、関係者の高齢化や担い手不足を理由に2月17日の開催で終える。午後6~11時の短縮開催で、裸参りや4年ぶりの蘇民袋争奪戦を行う。

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