【能登半島地震】楽天・松井は穴水で被災 巨人・泉は七尾「立っているのもやっと」

巨人の泉投手が自身のSNSに投稿した七尾市内の隆起した道路の写真

 年末年始を実家で過ごしていた県出身のアスリートも多く、地震発生時に能登にいた人も。プロ野球楽天の松井友飛(ともたか)投手(24)=金沢学院大OB=は3日現在穴水町の実家に帰省中。周辺は倒壊した家屋があったものの、実家は大きな被害はなく家族も無事だった。

 オフにソフトバンクから巨人に移籍した泉圭輔投手(26)=金沢星稜大OB=は祖父母が住む七尾市で地震にあい、和倉小に避難した。自身のSNSには「立っているのもやっとだった」などと当時の様子をつづり、避難所で受けたボランティアや旅館従業員、ファンから届いた励ましのメッセージに感謝。不安な夜を過ごした後、金沢の実家に戻った。

 かほく市に帰省中だった巨人の山瀬慎之助捕手(22)=星稜高OB=はSNSで無事を報告。ヤクルトの奥川恭伸投手(22)=同=も家族、親戚に被害はなかった。金沢市出身のヤクルト北村拓己内野手(28)=同=は災害用伝言ダイヤルの使い方の周知を呼び掛けたところ、坂本勇人選手(35)ら巨人時代の多くの同僚が呼応し、支援の輪が広がった。

 レスリング五輪金メダリストの金城梨紗子、川井友香子の姉妹は津幡町の実家にいた。断水が続いたが、家族らにけがはなかった。

 穴水町出身で金沢学院大附高OBの幕内・遠藤(33)も家族の無事を確認。元幕内で金沢学院大OBの炎鵬(29)は能登の知人と連絡が取れず心配を募らせている。

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