火災や津波、海底露出も 国土地理院、航空写真公開

火災で多くの建物が焼失した石川県輪島市の航空写真(国土地理院ホームページより)

 国土地理院(茨城県つくば市)は3日、能登半島地震で被災した石川県輪島市、珠洲市などを2日に撮影した航空写真を公開した。輪島市の大規模な火災や、珠洲市で津波により家屋が流されたり、漁港周辺の海底が露出していたりする様子が確認できる。

 国土地理院によると、公開したのは輪島市、珠洲市、能登町と穴水町の一部の航空写真約300枚。沿岸部や山間部の様子がほぼ等間隔で撮影されている。

 輪島市の火災が発生した場所は、住宅密集地の一部が広い範囲で焼失しているのが撮影されていた。珠洲市の沿岸では、津波で家屋が流され、港湾内に転覆した船が散らばったままになっていた。

海底部分があらわになった石川県珠洲市の長橋漁港周辺の航空写真(国土地理院ホームページより)
複数の漁船が転覆している、石川県珠洲市の港湾付近の航空写真(国土地理院ホームページより)

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