【台湾】12月のPMI、10カ月連続で50下回る[経済]

台湾の大手民間シンクタンク、中華経済研究院(中経院)が2日発表した2023年12月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整値)は前月から横ばいの46.8だった。10カ月連続で景気拡大の目安となる50を下回った。

PMIを構成する主要5項目全てが50を下回った。

「在庫」は3.1ポイント上昇の45.8で、上昇幅最大。「サプライヤー納期」は0.1ポイント上昇の46.8だった。

一方、「新規受注」は46.5で2.1ポイント下落。「生産高」は0.9ポイント下落の47.3、「人材雇用」は0.1ポイント下落の47.8だった。

業種別では主要6業種のうち3業種が前月を上回った。

「食品・紡織」は4.2ポイント上昇の57.2、「基礎原材料」は3.5ポイント上昇の49.8、「電力・機械設備」は0.2ポイント上昇の43.9となった。

一方、「輸送機器」は2.3ポイント下落の49.4、「電子・光学」は1.5ポイント下落の42.8となった。

「化学・バイオ医療」は横ばいの51.7だった。

■NMIは2カ月ぶり下落

12月の非製造業購買担当者指数(NMI)は0.2ポイント下落の56.0だった。下落は2カ月ぶり。

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