春高バレー2024、男女福井工大福井の戦略とメンバー 総体3位の男子は福井県勢初のセンターコート照準

男子福井工大福井
女子福井工大福井

 バレーボールの全日本高校選手権(春の高校バレー)は1月4日、東京体育館で開幕する。福井県勢は男女の福井工大福井が、ともに5日の2回戦から登場。男子は6年連続47度目、女子は3年連続9度目の出場となる。男女各52校がトーナメント戦で戦う。⇒福井工大福井vs鎮西、準決勝の結果を見る

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■男子福井工大福井

 全国トップ級の攻撃力を誇り、夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)では福井県勢男子で初の3位に輝いた。県勢初となるセンターコート(4強)、そして優勝を目指し、春高でも新たな歴史を刻む。

 メンバー18人のうち、身長180センチ超の選手が8人と全体的に高さがある。攻撃の軸は、チーム一の身長189センチ、最高到達点335センチの堤凰惺主将と、身長186センチで左利きの山本快。ともに強烈なスパイクとバックアタックが武器だ。司令塔のセッター丸山英祐が2人を軸に攻撃を組み立てる。

 インターハイ以降は守備にも安定感が出てきた。西田靖宏監督は「サーブレシーブが堅くなった」と、リベロ伊藤柊をはじめ複数の選手の成長に手応えを感じている。

 初戦の2回戦で鳥取中央育英と駒澤大学高校(東京)の勝者と対戦する。堤主将は「緊張せずに自信を持って臨みたい」と意気込む。⇒福井工大福井vs鎮西、準決勝の結果を見る

▽監督 西田 靖宏 ▽コーチ 高橋 博美 ▽マネジャー 永田  行

▽選手 ①堤  凰惺 3 189 鯖江 ②丸山 英祐 3 177 至民 ③長谷川翔大 3 183 鯖江 ④山本  快 2 186 上庄 ⑤森本 泰地 2 185 勝山中部 ⑥吉田  楓 3 179 鯖江 ⑦伊藤  柊 3 173 丸岡 ⑧野﨑 大輝 3 179 春江 ⑨脇本 琉成 2 184 至民 ⑩能美 偉時 1 184 南越 ⑪落盛 友悟 2 173 美山 ⑫代継 羽陽 1 170 南越前 ⑬谷口 寛宗 2 173 南越 ⑭村中虎太郎 2 185 陽明 ⑮木下 颯斗 2 176 三国 ⑯永田 竜生 1 171 鯖江 ⑰大藤 和志 1 180 鯖江 ⑱山崎 琉偉 1 175 至民

※選手は左から背番号、名前、学年、身長、出身中の順。主将は堤。

■女子福井工大福井

 チームの平均身長は164.6センチ。全国大会レベルでは高さがない分、磨いてきたテンポの速いコンビバレーを武器に挑む。

 鈴木定監督が「速いトス回しはうちの武器」と信頼を置くのが2年生セッター三田村美里だ。源内美玖乃や仙道琉華との息の合ったクイック、左利きの古澤瑞穂のスパイクなど多彩な攻撃を展開し、得点を積み重ねたい。

 守備ではリベロの杉本南主将を中心に粘り強いレシーブを磨いてきた。サーブで相手の攻撃をどれだけ崩せるかも勝敗の鍵となりそう。

 前回大会は1、2年生主体のチームで出場し3回戦敗退。そこからメンバーはほぼ変わらず、経験値や連係は強み。福井工大福井高単独チームで挑んだ今秋の国体では5位入賞と実績も残している。

 今大会は2回戦で明秀学園日立(茨城)と米沢中央(山形)の勝者と戦う。杉本主将は「チーム全員が同じ気持ちでセンターコート(4強)を目指したい」と力を込める。

▽監督 鈴木  定 ▽コーチ 齋藤 沙織 ▽マネジャー 出口 瑠凪

▽選手 ①杉本  南 3 158 福井 ②古澤 瑞穂 3 165 美浜 ③仙道 琉華 3 166 福井 ④桃井 美帆 2 169 福井 ⑤千田 寿梨 3 169 福井 ⑥源内美玖乃 3 168 福井 ⑦宮本 栞奈 3 165 福井 ⑧小倉 咲月 3 164 福井 ⑨小市さくら 3 172 城北 ⑩三田村美里 2 158 福井 ⑪中﨑 珠希 2 164 福井 ⑫蔦  杏莉 2 155 福井 ⑬平池 光咲 2 168 鯖江 ⑭木村 希葉 1 178 福井 ⑮堀江 美里 1 170 福井 ⑯白鳥 沙和 1 160 福井 ⑰林  咲来 1 160 福井 ⑱倉本 愛心 1 154 丸岡

※選手は左から背番号、名前、学年、身長、出身中の順。主将は杉本。

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