悪質な虚偽情報流布「厳に謹んで」官房長官

 林芳正官房長官は2日の記者会見で石川県・能登半島地震の人的被害について「本日13時時点で死者6名、心肺停止者18名、重傷者17名、軽傷者66名と報告を受けている。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます」と語った。

 またライフラインについて「停電は石川県、新潟県で本日11時20分時点で約3万3000戸で発生、ガスは石川県の42戸で供給支障が発生、断水は石川県など4県の1万9955戸以上で発生。通信障害は石川県、新潟県で固定電話及び携帯電話のサービスに支障が出ているとの報告を受けている」とした。

交通機関では高速道路は2路線22区間で通行止めが発生。新幹線は北陸新幹線の一部区間で運転見合わせ。能登空港では滑走路閉鎖中という報告を受けている」と説明した。

そのうえで「救命・救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取組んでいく。食料や生活関連物資を始め、きめ細かく被災者のニーズも把握しつつ、最速で準備が整ったものから順次発送を開始している」と語った。

また被害状況などについて「悪質な虚偽情報の流布は決して許されるものではありません。こうした行為は厳に慎んでいただくよう」と虚偽情報を流布しないよう呼びかけた。(編集担当:森高龍二)

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