兵庫で世界的画家キース・へリングの展示会、6mの大型作品も

明るくポップな作品を生み出してきたことで知られている画家キース・ヘリングの作品が集う展覧会が、2024年春に「兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階ギャラリー」(神戸市中央区)で開催される。

《イコンズ》 1990年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

アメリカ・ペンシルベニア州に生まれたキース・ヘリング(1958〜1990)。31年という短い生涯のなかでアーティスト活動をしていたのは約10年だが、ニューヨークを中心に、地下鉄駅構内やストリートなど「日常」にアートを描き、社会に潜む暴力や不平等に対するメッセージを発信。アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアとともにカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受けた。

「アートはみんなのために」という信念のもと、シンプルながら力強さを感じる作風で、日本でもファッションブランド・ユニクロとコラボするなど、今もなお彼の作品に魅了される人も多い。今回の展示では6mに及ぶ大型作品を含む約150点の作品が展示され、自身が罹患したエイズに対する偏見や社会に対する思いを表現した絵画などが並ぶ。

『キース・へリング展 アートをストリートへ』のチケットは大人2000円ほか。期間は2024年4月27日~6月23日まで、時間は朝10時から夕方5時半まで(入場は夕方5時まで、月曜休館)。会場は同館・3階ギャラリー。

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