ブリュワーズがハドソン獲得 山本の加入でDFAとなっていた左腕

日本時間1月4日、ブリュワーズはドジャースとのトレードで左腕ブライアン・ハドソンを獲得したことを発表した。ハドソンは昨年6月にメジャーデビューしたばかりだが、ドジャースが山本由伸を獲得したことでロースターの40人枠から弾き出され、DFAとなっていた左腕である。ドジャースは対価としてジャスティン・チャンバースと後日指名選手1名(または金銭)を獲得。ハドソンを加え、ブリュワーズのロースターの40人枠には39人の選手が登録されている状態となった。

ブリュワーズがハドソンを獲得したのは、ブルペンに厚みを加える狙いがあるとみられる。現在26歳のハドソンは身長203センチという長身左腕で、2015年ドラフト3巡目(全体82位)指名でカブスに入団。マイナーで目立った実績を残せないまま2022年オフにFAとなり、マイナー契約でドジャースに加入した。

昨季はマイナーAAA級で46試合(うち8先発)に登板して55回2/3を投げ、5勝2敗、8ホールド、防御率2.43、86奪三振の好成績をマーク。打高投低のパシフィックコースト・リーグでプレーしていたことを考えると、防御率2点台前半というのは素晴らしい数字である(リーグ全体の防御率は5.70)。その活躍が評価され、6月にメジャー初昇格を果たすと、その後もメジャーとマイナーの往復を繰り返し、6試合に登板。防御率7.27、被打率.316と思うような結果は残せなかったが、貴重な経験を積んだ。今季はブリュワーズの一員として開幕ロースター入りを目指す。

ドジャースが獲得したチャンバースは18歳の左腕で、昨年のドラフト20巡目(全体602位)でブリュワーズに入団。まだマイナーを含め、プロの世界で1試合もプレーしていない「原石」である。ドジャースはチャンバースのほかに、後日指名選手1名または金銭を獲得することになっており、これについては後日、両軍が合意したタイミングで発表されることになる。

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