“酒どころ秩父”堪能を…地元産ビールやワインを飲み比べ 秩父駅前温泉「祭の湯」に立ち飲み場オープン

地ビールやワインをタップで提供する「酒匠屋台ウォールタップエリア」=西武秩父駅前温泉・祭の湯施設内

 埼玉県秩父市野坂町の西武秩父駅前温泉・祭の湯施設の販売エリアに、秩父産ビールやワインの立ち飲み場「酒匠屋台ウォールタップエリア」がオープンした。バーカウンターの奥には、樽(たる)ごとにガス圧を管理する冷蔵庫を完備。各醸造所の個性豊かな名酒を、壁に取り付けたタップ(注ぎ口)から抽出する。

 「酒どころ秩父」を多くの観光客に知ってもらおうと、西武レクリエーションが企画した。現在は、秩父麦酒醸造所(同市下吉田)の飲み口が異なる4種(ビール2種、発泡酒2種)、秩父ファーマーズファクトリー兎田ワイナリー(同市下吉田)の白とロゼワイン、アサヒビールのクラフトビール2種を提供。秩父麦酒は4種飲み比べ(税込み1800円)が楽しめる。

 祭の湯物販担当マネージャーの近藤康祐さん(49)は「各種飲料を樽詰めにし、一定温度で管理することで、酒本来の味を余すことなく堪能できる。帰りの電車を1本遅らせても立ち寄ってみたくなるような場所を目指したい」と話す。

 同エリア正面の既存の酒匠屋台では、秩父地酒3種(武甲正宗、秩父錦、長瀞蔵)の飲み比べや、世界に誇るウイスキーブランド「イチローズモルト」などが立ち飲みスタイルで楽しめる。

 酒匠屋台の営業時間は午前11時から午後6時(土休日は午後7時まで)。問い合わせは「祭の湯」(電話0494.22.7111)へ。

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