年賀状、お風呂で楽しむ ヒノキの間伐材にスタッフ手書きで計200枚 ときがわの温浴施設で「年賀状風呂」

ヒノキの間伐材の年賀状が浮かぶ「100の年賀状風呂」=2日、埼玉県ときがわ町玉川の「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」

 温浴施設を運営する「温泉道場」(埼玉県ときがわ町、山崎寿樹代表取締役)は正月のイベントとして1日から、ヒノキの間伐材の「年賀状」を風呂に浮かべた「100の年賀状風呂」を行っている。辰(たつ)年にちなんだ竜の絵や新年のあいさつをスタッフが手書きした。来場客が入浴とともに楽しんでいる。

 同町玉川にある「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」では、男湯と女湯に100枚ずつを浮かべた。8日まで実施する。2日に玉川温泉を訪れた30代女性は「(スタッフの手書きは)すごいと思う。今年は平和な年にしたい」と話していた。

 温泉道場は「近年ではメールやSNS(交流サイト)が普及し、年賀状を出す習慣も薄れているが、古き良き日本の文化で心も体も温まってほしい」としている。「100の年賀状風呂」は、イベントに参加する県内外の施設で行われる。

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